最後に記事を書いたのは10か月前です。だって彼女できたから自転車乗りませんでしたもん。ブログにしないようなこまごまとしたサイクリングなら、全然していますよ。どうあがいても、どうせ僕は一生自転車から逃げ出せません。
今年もいろんな野望がありますが、やっぱり500キロ以上のロングをやるためにはそこそこの力が必要です。少しずつ、体力を戻していきたいと思います。まずは200キロから。
弘前市を出発して、八甲田・笠松峠を越えます。102号線で十和田市に下りまして、えっちらおっちら国道四号線に合流し、浅虫温泉を回って帰ってきます。これでぴったり200キロ、獲得標高は実測で1921mでした。かなりいい（悪い）ルートですね。
山の中は風が少なくていいです。今日は青森県全体的に風が強い（3~6m/s）日でした。雪解け水で道路は水浸し、バイクの人も水たまりを頑張って避けて走っていました。その気持ち、めちゃめちゃ分かる～～～笑
八甲田山域は静かなブナ林が広がっていてよい。顧客の求めていた里山のような景色です。だから都会の人にモテるんでしょうけどね。奥入瀬渓流みたいな川、東北なら別にそこら中にあるじゃないですか。
この辺はかの有名な酸ヶ湯をはじめ、猿倉、谷地などなど名湯がたくさんあります。蔦温泉の看板が見えた時、一拍迷いましたが入ることを決めました。
タオルなんて無くても温泉には入れたのですが、折角来た記念にも、と思いタオルも購入しました。
時間が合わなかったために久安の湯には入れず、泉響の湯に入りました。かなり良い温泉でした。別府の竹瓦温泉を思い出しますが、浴室の扉を入ってから階段を下って風呂にアクセスします。浴場は天井が高く、3階建てくらいある高さに思えます。しかし木造で、立派なモンです。源泉の上に浴槽があるらしく、下からガスが浮いてきます。あつ湯ではないんですが、ぬるくもなく優しくて不思議な感じでした。そういえばこの辺は乳白色の温泉が多いですが蔦は無色透明でしたね。
3連休とインバウンド需要のお陰で激混みかと思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。真っ昼間だし、泉響の湯だけしか入れませんもんね。
秋田市でエベレスティングを達成した話 ― 実走編 - TickTackBonkの部屋
帰り際、動力水車を見かけました。昨今では飾り水車こそ多く存在しますが、使われているちゃんとした動力水車はあまり存在しません。木造の動力水車なんてそりゃ、効率とか、維持とか、大変なんでしょうけど、ロマンですよね。何に使われているんでしょう。蕎麦挽きとかだったらいいな。この水車も、籠や羽根が見当たらないですし、故障してしまったのかもしれません。
（↓以前見つけた動力水車など）
2020/3/31 鳥海山一周ライド 183km - TickTackBonkの部屋
はてさて、時間を取ってしまいました。リスタートしましょう。十和田市方面に向かいます。
下界に下り、十和田市を通る国道4号を目指し東に向かいます。東風6m/sの向かい風が襲い掛かってきます。淡々と進むしかない…十和田市まで行けば折り返しだから追い風になるハズ…
国道四号、一桁国道なんだから！と思ってましたが道がボッコボコです。雪国の宿命なのか、はたまた予算が足りないからなのか…にしても体に響くので、ちょっと空気圧高すぎたかな？この日はグラベルキングSS 38Cでした。以前は無印グラキン32Cを履いていましたが、やっぱりサイドにちょっと厚めのノブがあるからか無印グラキンの方がしなやかに感じます。グラキンSSはちと固いですね。その代わり、グラキンSSで38Cもあれば僕は林道をそこそこ飛ばして下れます。安心感はある。
帰り道、ちょっぱやなランドヌール一人に追い越されました。がんばって～！と声掛けました。どこの何キロだったのやら。いーなー、ロードバイク。軽快だ。俺もほしー。
その後、青森空港を無料道路の方を回って無事帰りました。また登んのかよ…と思いながらも、木々の隙間から見える飛行場の光に見とれながら走っていました。でも、鶴ヶ坂の方から民家が並ぶ迂回路を走った方が登らなくて良かったですね。練習には良かったんでしょうけど、ハンドルを抑え込む腕の筋肉の疲労がエグい。多分腰回りの体幹にもキているし、ハムストリングスも固まってるし、頭を持ち上げ続けた首も痛い。はぁ、春だなぁ。
