自転車紹介
そもそも、自転車の装備なんて時間の経過と共に変遷するものです。だからこの記事は不完全なものです。でもまあ、ブログ書くにあたって、どんな自転車に乗ってんのかっていう前提って必要ですよね。
原初の車体:KONA ROVE 2018
KONA. カナダの自転車ビッグブランドです。マウンテンバイクではおなじみのメーカーですがロードバイク派の方々にはあまりメジャーでは無いブランドですね。一時期はロードバイクも出していたこともありましたが、2019年モデルにはラインナップが無かった覚えがあります。ドロップハンドルのラインナップには、アドベンチャーバイクとも言うべきか、旅車がたくさんラインナップしてあります。そしてシクロクロス。タイヤ太めのメーカーですね。
この一枚目の写真は、買って一か月後(すなわち三月)に撮った写真です。自転車ペーペーにしては、アウターに入れて写していますね。お~よくやった。地元の豪雪地帯ぶりがちょっとばかし写っています。路面が乾くのを今か今かと待ち構えていたのを覚えています。
選んだコンセプトは、「何でもできて信頼のおける旅車」です。地元に張り巡らされた林道を駆ける夢も、あるいは宮城県にある母親の実家まで行く夢も全部ぶち込みました。元々、26インチの子供用GIANTマウンテンバイク(のようなもの)で100kmくらいのサイクリングはしていたのですが、成長に伴いフレームサイズが小さくなってきて長距離では体が痛くなります。それに、メンテなんてしてなかったのでどの部品がどのくらい劣化していて信頼ならないのかも良く分かりませんでした。長距離乗るなら、山奥でも壊れない信頼性が必要ですよね。
最初からこの自転車が良い!と決めていたわけではないのです。初心者なりに、パソコンとにらめっこして自転車の情報を綿密に調べました。あの頃はまだ、グラベルロードの情報もたくさんネット上には無く、そういうものもあるんだなぁという情報だけ持っていました。こういうのはインターネッツばっかり見てても分からん!とりあえず実店舗に行って話を聞こう!そうして飛び込んだサイクルショップタカハシさんで、奇跡の出会いを果たしたのです。オフロードも行けて長距離も行ける、ワガママな自転車がそこにあったんですよ。しかもエントリー級で、買えなくない価格。あんまり被らなそうなメーカー、コナなるブランド!
正直、オフロードも行けて長距離も行けるなんてワガママな仕様の自転車などあるわけないだろうと、半ば諦めていました。ブロックタイヤで長距離って、無理があるよなぁって初心者なりに思っていました。でも、こいつは僕が探していたスペックにぴったりなんです。素晴らしい出会いですよ。いやぁ実店舗にも勇気を出して入店するものですね。当時の16歳ボク、がんばった!個人のお店も良いものです。気軽さがウリとはいえ、チェーン店やインターネッツ通販ばかりの若者たちにも、ぜひ使ってほしいものですね。いい出会い、あると思いますよ。
基本スペック(フレーム・フォーク)
基本スペックは以下の通り
- 6061番アルミフレーム:各所にキャリア・フェンダー用ダボあり。ダウンチューブ下やトップチューブにボトルケージ用のダボは無し
- フルアルミフォーク:キャリア用ダボ・フェンダーダボあり
- ディスクブレーキ仕様
- 前後クイックリリース
- 変速ワイヤーのみ、フレームインナールーティング
- タイヤクリアランスはスリック系タイヤで700*50c(29*2inch)
旅の方向性別仕様
当然、自転車は旅に合わせて細々と仕様が変わるものです。今までいろんなところに行ってきたわけですが、それぞれの仕様を貼っていきます。大体こんな感じです。
1.初期のロングライド仕様
初期には、新車のままのコンポやホイールに、もらいものの廃品タイヤや廃品サドルで100~300kmを走っていました。それらがサイクリングのメイン活動でした。
主要仕様
- コンポ:シマノ クラリス 2×8s R-2000ミックス(デフォルト) 50-34×11-32T
- ブレーキ:Hayes CX comp 機械式ディスクブレーキ(デフォルト)
- タイヤ:Tioga city slicker 38c(もらいもん)
- ホイール:WTB SX19(デフォ
- サドル:WTB Silverado(もらいもん
- バック類:Acepac Saddle bag / Fat bottle bag
- ライト:Cateye sinc core / Volt200
- サイコン:Bryton rider410
これらの初期部品、とっっっってもよく頑張ってくれたんです。お金もないし、僕はいつまでもこの装備で、地球と戦うつもりでいました。ツイッターでよく見るカーボンフレームやホイール、高級タイヤなんていらんいらん。壊れなければそれでいい。でも、全ては消耗品だったんです…それがいずれ、全て変わることになるなんて…
2.近代エクストリームチャレンジ仕様
「ロングライド」という言葉は、なかなか距離によって定義が難しいですから、私はあんまり使いません。とにかく、長くてキツくてクソみたいだけど美しいチャレンジに挑むときの仕様はこんなもんです。少々のグラベルにも対応します。
主要仕様
- コンポ:シマノ アルテグラ 2×11s R-8000ミックス 50-34×11-34T(写真とは異なります)
- タイヤ:グラベルキング32~38c
- ホイール:サイクルショップタカハシ謹製手組ホイール
- サドル:Brooks B17
- エアロバー:Profile design Ergo 35a
- ライト:OLIGHT RN1500 / Cateye sync core
- スピーカー:ソニー SRS-XB12(非常に重要)
手が神経痛になるほど長距離走ったり、ケツの皮が剥けるほどのダメージを負ったり、多くの部品が寿命を迎えて出来上がった仕様です。
ホイールは、ハブはDeoreXT、DTのプレーンスポーク、TNIのAL22Wのリムです。ニップルはDTのアルミです。組み方については良く分かりません。そういえばこのページ三枚目の写真は新ホイール完成のときの写真ですね。
スピーカーは、防水性と長い稼働時間、コンパクトさを兼ね備えたソニーのものを。なんとこのスピーカー、φ74mmで、サイクルボトルと同じ直径なんです。つまりボトルケージにそのまま入るんですね。音楽大好きなので、必須装備です。現行の後継モデルは大きくなっちゃいましたね。
3.エベレスティングチャレンジ仕様
主要仕様
- タイヤ:コンチネンタルGP5000
- チューブ:R'air
- ライト:Volt200
- その他:ハンドルに百均カウンター
また別の記事で書きますが、エベレスティングに挑んだときはいろんなものを外しました。もらいもののGP5000にもらいもののR'airを入れました。ただし道交法は守りたいのでライトは前後つけて、ベルもしっかりknogのoiです。あと、登坂回数を数えるカウンター。スピーカーは泣く泣く外しました。
なお、写真をよく見てみると後ろのタイヤが逆向きであることが分かります。回転方向と逆に取り付けたままエベレスティングを達成しちゃいました。おーいー。
4.ライトサイクリング仕様
軽量サイクリング装備ってことです。天候が快適で200kmくらいまでであればこの装備で行きます。でかいサドルバックを外して輪行袋をポン付けします。最近のトレンドスタイルです。軽い方がやっぱりいいですね。
結局、フレームとフォーク、シートポスト以外は全部変わっちゃいました。ヘッドセットもこの前交換しましたもん。疲労でリムにクラックが入った時は驚きました。でも、ヘッドセットのベアリングも寿命になった時はもっとびっくりしました。STIの中のツメがダメになったときもびっくりしました。もう何が壊れてもびっくりしません。今はもう、いつフレームがダメになるかビクビクしながら生きる毎日です。
5.グラベルライディン仕様
タイヤにシュワルベマラソン50c(2inch)を入れた仕様です。さすがに重いです。
6.番外編
どんな感じ?
まあなんでもできるということは何かに特化はできないということです。私はオンロードサイクリングの割合が高いので、ピュアロードバイクの走行性能が憎たらしく感じることが多々ありますが、大好きですよ私の自転車。おまえらと違って俺は砂利道かっ飛ばせるもんねー。なんちゃって。平均速度はロードバイクには届きません。ロードバイクのお友達とサイクリングすると後方を走ることが多いでしょう。私はパワーで覆しますが。山では、太いタイヤはアドバンテージに感じますがロード特有の前傾姿勢は機敏な動きを難しくします。ハンドルも低いです(ポジション次第ですが私はオンロード寄りのポジションです)。サドルを簡単に低くできるクイックシートクランプがあるといいかもしれないですね。
現実には、常に予算の問題が付きまといます。そりゃあ自転車複数台持ちできれば良いでしょうが、私にはできません。活動の幅はかなり広く取れますし、良い選択をしたと私は思っています。どうせ二台目も欲しくなるんですし、何も問題ありません(ある)。
そもそも、巡航速度が出ないなんて問題は脚を鍛えれば良いんですし。力押しで行きましょう。力こそパワーです。グチグチ言う前に乗りましょう。