2020/3/31 鳥海山一周ライド 183km
もうだいぶシーズンイン手前、雪が解けてそろそろ走れるかな~とウズウズしていた頃です。以前からやってみたいと思っていた鳥海山一周をしてみました。
鳥海山は僕のお気に入りの山です。何度も登りました。天気のいい日に象潟口から登るのが大好きです。登りは千蛇谷で圧倒的なスケールに包まれ、下りは外輪山から日本海に向かって下り続けます。新山山頂のなんと厳めしいこと。圧倒的な神々しさです。信仰の対象に非常に相応しい。
自転車ブログですか、少々鳥海山登山の写真を貼らせてもらいます。
霧の鳥海山の写真は、所属する山岳部で登った時の写真です。千蛇谷の写真には、よく見ると人が写っていますが、人と対比したときのこの千蛇谷のスケールやばくないですか?
快っっっっ晴の時の写真は、仲間と登った時のものです。まさに異世界。
はぁ。鳥海山が最高すぎるので写真をたくさん貼ってしまいました。仕方ない。当然ですがこれもまだ一部。いかに素晴らしいかは登った者のみが確かめることができます。写真程度に全て写るはずも無い。
さて、真面目にサイクリングの話をしましょう。
ルートは、由利本荘市鳥海町を出発して国道108号線を本荘市まで北上、適当な道を通って国道7号線に合流して南下、遊佐からは国道344号線で真室川に抜け、13号線に接続して院内へ、院内から108号線に戻って再び鳥海町に戻ってきます。
三月な上に早朝なので寒いです。激重タイヤのシュワルベマラソン50cを入れていたのに調子が良くて、ぶっとばしちゃいました。
滞りなく七号線に合流していきます。
そして、このあたりに来たときは必ず寄るスポット、鳥海山大物忌神社・吹浦口ノ宮に寄ります。安全祈願など。
鳥海山大物忌神社は、山頂に本社があって里宮として吹浦口ノ宮と蕨岡口ノ宮があります。山頂本社とは言うものの実際は山頂というよりも御室小屋のあるちょっと低いところにあります。吹浦口ノ宮は年中人がいますが山頂本社は山小屋と一緒に冬なんかは開きません。
ちなみに鳥海山大物忌神社は出羽国一宮です。素晴らしい神社であるのは確かですが、周りには出店や茶屋があるわけではなく住宅地のど真ん中にあります。コンビニも近くにありません。知る人ぞ知る、という感じでしょうか?まあ本社は山頂にありますし?岩木山神社や弥彦神社、塩釜神社はもうあたり一帯門前町って感じでした。
休憩のために、道の駅鳥海ふらっとに行きます。
少し進んで、国道345号線との分岐で曲がろうと思っていたのですがコースミス。適当にリカバリーしました。平野を進むのが気持ちいいです。適当な農道みたいなのに入ったので、交通量も少ない。結果オーライかな?
途中、道端にあった公園のベンチで昼寝しました。春の陽射しの下でお昼寝か…文章だけ見ると能天気ですね。僕のサイクリングは昼寝が伴いがちです。何も考えずにAM3:00に出発したり、楽しみで前日寝付けなかったりするからですね。
三十分寝るだけでも違うものです。
ここからは344号線を真室川に抜けます。これがすんげー楽しい道路でした。なぜか写真は残っていませんが、最高だった記憶が残っています。なかなか通る人もいないのか車通りは少なく、道幅も広かった記憶があります。途中にあったトンネルは狭くてビビりました。なんか大型車なら一台しか通れなそうなトンネル?おまえホントに国道かよ?
ところでこの区間、しばらくの間は天下のドコモ回線でも、携帯電話の電波は来ませんでした(2020/3/31時点)。
しかしここを一山超えて真室川に下りてからは、アップダウンあるのかなんか分かりませんが進まない感じがして苦しかったです。なんだこのアップダウン、地味に長い区間。クソやろう。たぶん寝不足だからメンタルもパフォーマンスも落ちていたのかもしれません。或いは、冬が明けて一発目のサイクリングだし?重いタイヤ履いてるし?向かい風かな?
当時知りませんでしたが(無計画)、コンビニは酒田で最後でして、あとはもう起点の由利本荘市までコンビニなんてありません。自販機はあるかもしれませんが(通り道には無くて死んだ)、あとはやっているか分からない個人商店が補給の頼みの綱になります。もう腹が減って死にかけました。腹が減っては踏めません。低血糖で動けなくなります。
「笹原鮮魚店」の看板が見え、とにかく今食べられるものが無いかと入ってみると、お惣菜が置いてありました。うわぁあああああああ!!!助かった!!ありがとうございます!!!!!!こういうのが食べたかった!
店内に飲食スペースはありませんし、近くの釜淵駅に行って座って食べます。人権。
ああ素晴らしきかな。うまい。うまいぞ。助かった。これで生きれる。帰ろう。
その後、国道13号線に接続し、院内から国道108号線の松ノ木峠を登ります。最後の難関、なんなら今日イチ標高高い。13号線と108号線の分岐からは、あとずっとピークまで登りです。なげぇ。くそ。ただただ登るのみ。
松の木峠を越え、無事起点まで戻ってきました。おしまい。やっぱり冬で体力落ちたのかもなぁ…183km程度でヒィヒィ言ってんのか…
後日談
この記事を書きながら、お世話になった笹原鮮魚店さんをグーグルマップで検索してみました。
ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!!
ウセヤロ!!!!!!!!!!!
なんと、閉業されてしまったということでした…申し訳なさすぎる…お世話になりました。本当にありがとうございました。