2020/9/19 龍飛崎往復失敗サイクリング 415km
たった四日前、十和田湖で死にそうになりながらサイクリングしたのに…
また、酷い思いをしながらチャレンジに向かいます。目指すは青森、龍飛崎。目標は、一睡もしないで帰ってくることです。
事の始まりは、自転車屋さんで物凄い話を聞いたことです。曰く、「嫁さんと子供に、迷惑をかけないように一度のサイクリングで秋田から龍飛に行って帰ってくる」。曰く、「その距離500km、一睡もしない」。
…は?
(↓Rさんのログ)
ま、負けられない戦いが、は、始まる…(怯え)
龍飛に向かうに当たっては、弘前方面を経由するルートと、鰺ヶ沢方面を経由する日本海側ルートがあります。周回ルートを組みたかったのですが、雨雲を避けながら走るためにこんないびつなルートになりました。
今回は、クラックの入った純正ホイールに変わってサイクルショップタカハシで組んで頂いた手組ホイールを投入します。
ホイールの詳細はコチラにちょっと書いてあります。
秋田市を出発し、大館・弘前を経由するルートで北上します。寝付けず、寝不足のまま出発しました。路面もウエット気味です。霧がすごい。
途中、怪奇現象に出会いました。まだ日も昇らない真っ暗な頃、国道285号線秋田峠を越えて下っていたところ、反対側からランニングで登ってくる方が居ます。…あれ?ここ結構山奥なんだけどな。こんな時間にこんな山奥をランニング? 変だなぁと思いながら、お互い手を挙げて挨拶しながら通り過ぎます。トレランザックを背負った方だったと思います。車で来て、このあたりを走ってたのかなー。
しかしいくら行けど、車なんて一台も停まっていませんし人里なんてはるか遠くです。しかも真っ暗なこの時間にこの山奥を一人で走る人…間違いない、アレは変態だ…自走の、しかもランニングでこんなところまでやって来ている…いるんだなぁそういう人って…
そのまま北上します。
写真、全然撮ってないですね。龍飛崎に着きました。
龍飛崎には、かの有名な階段国道があります。龍飛崎ってだけで観光ポイントなのに、階段国道も一緒に存在していると情報量が多いですね。もちろん、階段国道は自転車を担いで登ります。ここまで来たら、階段国道登るっしょ!!!!
ちなみに、自転車はクソ重いです。輪行や担ぎのためだけに軽い自転車が欲しい。
龍飛崎の石碑には、ボタンがあります。このボタンを押すと津軽海峡冬景色の演歌が流れ出します。この曲、妹の大好物なので撮影して妹に送り付けたら、逆に歌い返した動画が送られてきました。笑う。
龍飛に着いたなら、あとは秋田に帰るのみです。
竜泊ラインはめちゃくちゃ景色良いです。スケールがデカい。こいつはいいぞ。ぎゅわんぎゅわんのジェットコースター道路が、海のすぐ上にあります。登ったらキツそー。下るに限るぜ。
あっと言う間に日が暮れます。
ここからもまた、雨雲レーダーを見ながら雨雲を避ける戦いです。
ほんとは日本海側、鰺ヶ沢方面を通って帰りたいのですがどうも雨雲があっちに多いみたいなので弘前・大館方面から帰ることにしました。こっちの方がコンビニもいっぱいありますしね。
今回も、僕はまた一つ失敗をしました。カフェインを摂りすぎました。今回、睡眠不足のまま出発したので、一日中調子悪かったんです。このまま夜を徹して自転車に乗るつもりなのに、調子も悪いし、眠いし、頭が重いので焦っていました。コンビニがやってくるごとに入店し、ブラックコーヒーを飲んで目を覚まそうとしていましたが、目は覚めないしもっと調子悪くなりました。
後から分かったんですが、完全にカフェイン中毒の症状でした。多分5杯くらい立て続けに飲んだんですが、そりゃそうかという感じですね。夜を徹するからと言ってコーヒーを取り続けてはならないんですね。学びました。前もこんな症状のときあったけど、あれもカフェインの摂りすぎだったんだなぁ。
カフェインを摂りすぎると僕の場合めちゃくちゃメンタルに来ます。雨の矢立峠、秋田県境も車が通らない中頑張って越えてきましたが、結局道の駅たかのす、走行距離380km地点にて今回のチャレンジは断念することを決定しました。Do Not Finish, 通称DNFです。くっそ。負けた。メンタルが負けた。
道の駅たかのすで軽く寝て、電車の時間を合わせて、輪行エスケープです。380kmというのは、僕にとって最長距離の記録更新と同時に、寝ずに走った最長距離でもあります。最終的には415kmになりました。
今回、マジで睡眠の大事さとカフェイン摂りすぎの危うさを学びました。あと焦らないこと。そもそも焦りが多すぎました。天候条件が良いわけでもないのに飛び出していきましたし。こいつはまた、いつか達成してやりたい。