2020/5/16 田沢湖サイクリング
新しくタイヤを買ったので試しに田沢湖まで大地と行ってきました。
今回は、初めて自分で買ったタイヤでの初本格サイクリングです。これまではもらいもんの廃品タイヤで走り回っていましたが、もっと巡航速度上げてえなぁと思っての導入です。ホイールなんて買えないし、比較的お手軽に速度上げるならやっぱりタイヤかな。
(少々機材談が続きますのでどうでも良い方は次見出しまで飛ばして頂いて結構です)
買ったのはパナレーサー・グラベルキングTLC 700*32Cです。これまで35~50Cを使っていた自分史上最も細く、軽いタイヤになります。32Cが欲しかっただけなのでTLC(チューブレス・コンパチブル)では運用しません。前後で1万円!
使っているWTB SX19リムの内径が20mmなので、1.4をかけてみると28mmになります(リム内径×1.4~2.4は、利用できるタイヤ幅の目安の値として有名です)。まあ38Cだと太いし28Cだと細いということで32Cを選びました。35C前後に慣れていた僕にとっては28Cも細く感じます。23Cなんて凶器の沙汰です。主力で使っていたシュワルベマラソン50Cに比べると、前後で1580gの軽量化になります。水1.5L分…重さなんて気にしてられない学生サイクリストの僕でも、流石に楽になるだろと思います。それも、ホイールという回転体の外側からその重さが消えるのですから効果はてきめんです。
こうして写真を比べてみると、ロードバイクに近づいた感もありますがなーんか違うような気もします。近代的なスローピングフレームに対してリムハイトが低いかな?あるいは、フロントセンターを保ちつつタイヤクリアランスを上げるためか前三角が小さくて不自然に見える?タイヤクリアランスがデカすぎる?ホイールベースが長い?まあいろんな要因があるでしょう。それにこいつはこれまでのロードバイクとは違う自転車なので比べられません。こいつはこいつだ。
タイヤの幅が狭くなった分タイヤの高さも、車高も下がります。グラベルロードにだって32Cやなんなら25Cも入るかもしれないけど、設計上の想定タイヤ幅はそうではないんだろーなーと思います。知りませんが。
タイヤは変わってもフレームは変わらないので、フレームの走行特性はそのままです。僕の自転車はレーサータイプではなくツーリングタイプですから、安定・振動吸収重視のジオメトリです。荷物を載せるためにBBハイトは低く、タイヤクリアランスの関係かホイールベースも長い。必然とチェーンステーも長い。踏み込んだ反応は鈍いです。しかし路面からの振動も鈍い(アルミフレームだから硬いのは置いておいて)。まあタイヤが細く軽くなった分、多少は速くなるっしょ!!!!
まあ、走ろうか。
サイクリングの記事のはずが、機材の話に脱線してしまいました。若者なんだからグチグチ言ってねぇで脚でなんとかしろや。走れ。
秋田市を出発し、国道13号線、46号線、105号線を経由して田沢湖に行く、なんてことない普通のルートです。なにかおかしいとすれば田沢湖を3周したことくらいです。途中角館の武家屋敷通りを経由します。
今回大地はGiantのAnyroadを駆ります。彼の2020年の目標はキャンプツーリングをすることだそうで、トピークのヴァーサケージをフォーク脇につけてウキウキで出発しました。Anyroadって今は無いんですね。このモデルはフロントトリプルやサブブレーキレバー、各種ダボ穴がフレームに見て取れるのでおそらくグラベルロードなる言葉が流行する前のグラベルロード、ツーリングバイク的な車両なんでしょう。
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何のことは無い46号線を抜け、早朝の角館に早々に到着します。早朝は人も車もいません。武家屋敷通りも好き放題です。
早朝ですし、別に開いているお店も無いのでさっさと田沢湖に向かいます。今日の目標は田沢湖周回耐久です。
Anyroadにサイドノブタイヤを入れてついてきた大地はいつもより平均速度が下がっています。それに対しグラベルキング32Cを入れた僕は平均速度が上がっています。気持ちよくなってる僕に引きずり回された大地は、早々に疲労の色が見えました。
新タイヤのグラベルキングはもちもちしてて楽しいです。え~こんなに軽いんか!シュワルベマラソン50Cで走ると「ボボボボボ」なんて音がしますが、グラベルキングは「コォーーッ」と音が響きます。フレーム内に気持ちよく音が反響する感じ。
はい着きました田沢湖です。何度も見た景色、日本一深い湖。
田沢湖は左回りで一周すると丁度20kmになります。逆に右回りで、外側の路肩を走ると21kmになるらしいです。
そして僕の夢はこの田沢湖だけで10周くらいすることです。単純計算で200kmになりますが、それにプラスして秋田市から自走したい。余裕で帰ってやる。でもそんなことができるのはホントに暇な時だけです。俺には他に行くべきところがたくさんある。まあ今日は回れるだけ回るか。
2周目を終えたところで、大地がヘタりました。疲れたからベンチで寝てるそうです。僕はもう一周行きます。
まあ、大地が疲れたなら帰るか。しゃーなし。今日は三周でおしまい。田沢湖周回耐久はまた今度だな。
再び角館・武家屋敷通りに戻ってご飯を食べます。田沢湖畔にも少々の売店はありますがあんまりご飯という感じではないイメージです。ホテルも少しあります。
飯食って秋田市に帰りました。「二度とAnyroadでロングライドは行かねぇ」と大地が言っていました。シーズン初サイクリングだから体力が落ちたかのように感じていたようですが、後日メインバイクのTCRに乗ると普通に速かったです。流石にピュアロードバイクに乗り換えると速いか。大地より速くなって良い気になってた僕は残念でした。ふつーにはえーじゃねーかおめぇ。