TickTackBonkの部屋

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ティックタックボン。北東北の自転車ブログです。

リンタマンのビンディングシューズを社外ワイヤーで補修した話

 今回は機材に関する備忘録です。リンタマンのビンディングシューズの紐を交換します。社外のワイヤーに交換している記事は見かけないので、まとめてみることにしました。結論から書きますと、イケます。

四本あるケブラーコードのうち三本が切れています

 最初は純正ダイヤルや紐を買って補修しようとしたのですが、記事執筆時点(2022.08.31)では純正ダイヤルは日本国内で入手しづらくなっていました。インターネット上ではもちろん、自転車屋さんに問い合わせてもリンタマンの代理店が758からどこかに移ってすったもんだしているみたいです。問い合わせて1か月以上経っても来ないので、自分で紐を交換することにしました。

新品のLintaman Adjust MTB comp

 購入は2019.4.22、秋田市のサイクルショップタカハシさんです。2ダイヤル、ナイロンソール、SPDなどの2穴クリート用、サイズ43、当時19000円くらいでした。初めてのビンディングシューズなんですが、この価格帯で2ダイヤル、しかも足に合わせることができるので取り寄せで買っても失敗することはないなどの長所を鑑み、一足目からこんな変態系シューズを買っちゃいました。

 あれから四年、何度も落車し、擦り、汚し、踏みました。もうボロボロです。四本あるゲブラーコードも3本が切れました。まもなくヒルクライムレースもやってきますし、このタイミングで直すことにします。

 

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じゃあやってみましょう

 

右足首側ダイヤル

 4つあるダイヤルは紐の長さ以外は全て同じ構造です。右足首側ダイヤルに注目して交換していきます。用意するものは、マイナスドライバー、1.4mmのアーレンキー、ケブラーコードです。裁縫用のスレイダー(糸通し)があると超ラクになるので、こちらもあるとオススメです。

 使ったケブラーコードはこちら。私は2m購入しました。

1.ダイヤルを外し、分解

 ダイヤルはただツメではめこんであるだけです。マイナスドライバーを挿して外します。

マイナスドライバーを入れて倒します

 外れたら、1.4mmのアーレンキーを使ってダイヤルを分解します。1.4mmのアーレンキーってホームセンターには売ってないので、1.5mmを買って紙やすりで削って用意しました。精度は甘々ですが使えたので結果オーライ。ダイヤルは4つの部品に分かれます。紐がついている部品がありますが、紐も取っ払います。細かいので裁縫用の針をねじ込んでバラしました。このとき、後の再現のために紐の締め方をちょっと見ておくといいかもしれないですね。

分解

こんな紐の留め方なんですね

 

 

 

2.紐を通す

紐が通っていたところ

 ケブラーコードを適当な長さで切り、結んでいきます。長すぎても短すぎてもだめです(長さは測ったのに失念してしまいました失礼)。結び方は文章で説明しづらいので写真で見てください。ケブラーコードはハサミの刃に押し付けるように(引っ張るように?)すると切れます。

二枚目のように紐を通し、締めます。末端が甘々

 片側の紐を結んだら、別の部品を通したうえで反対側を結びます。

ちゃんと外側の部品に通してから結ぶんですよ!!!!!

 反対側も同じように結びますと、

 

 こんな感じでできます。相変わらず末端が甘いですね。

 

 

3.組み立て、装着、完成

 これらの部品を重ね合わせまして、

重ねたところ

 スイッチみたいな部品も組み合わせ、ねじも元のように締めてやります。

できた

 はい。これで紐の交換は終了です。

靴の方にはめこんでやります

 そいつを靴に戻して完了です。ツメを最後にはめるようにするとうまくいきます。

 

 

 以上リンタマンのケブラーコード交換手順でした。社外のケブラーを使っても直せたので、良かったです。補修から2か月が経ちましたが問題なく使用できています。

 純正のコードは黒なんですが、アマゾンには白のケブラーコードしか無かったのでとりあえず白でしばらく使います。気が向いたら、油性ペンで色を塗って騙し騙し使ってみましょうか。(実は上の写真のつま先側は油性ペンで塗ってます。ムラがすごい。)

 

 

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